アウトドア派のHAMに贈る 気ままな移動地ガイド |
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福島県福島市 一切経山 いっさいきょうさん 標高1949m |
一切経山は,吾妻連峰の一角をなす標高1949mの代表的な山.山頂からの眺めが素晴らしく,四季を通じて訪れる人は多い.特に山頂からのみ見ることの出来る「五色沼」は,”吾妻の瞳”と称されるように,美しい水をたたえて静かに輝いている.蔵王のお釜はエメラルドグリーンだが,五色沼はスカイブルー!登った人にしかその姿を見せることがない,神秘のきらめきがそこにある. アクセスは,福島飯坂インターからフルーツラインを通って浄土平へ.途中の高湯温泉からは,磐梯吾妻スカイラインという有料道路になる(普通車1570円,高い!!!).浄土平駐車場(410円)の奥に車を止め,さあ,身支度を整えて山頂を目指そう.ちなみに浄土平から見えるピークは一切経山ではないのでお間違えのないように.山頂はもっと向こうである.しばらくはなだらかな道だが,やがて岩場の急な登りが続くようになる.右手には吾妻小富士と浄土平方面の眺めが素晴らしい.確実に高度を上げていることに勇気付けられながら一気に登りきると,やがて酸ヶ平コースとの分岐点に着く.ここでの景色は目を見張るものがある.眼下には鎌沼と呼ばれる沼を中心とした広大な湿原が広がり,自然の雄大さが今登ってきた急斜面の苦労を忘れさせてくれる.一休みして山頂を目指す.分岐点から残りはなだらかな登り.休み無しで一気に山頂へ! 山頂はとても広く,石が積まれたいくつかのケルンがある.ちょうど中心部に山頂の碑と一等三角点があった.早速有名な五色沼を見に山頂の北端へ. 「うわっ〜!きれい〜!!!」 そこには,深く,そして純なブルーの水面が,まるで今日の青空を映す鏡のようにきらきらと光り輝いていた.眼下に福島盆地,そして西吾妻山(2035m)を始めとする吾妻連峰の山々.条件さえ良ければ,月山まで見渡すことの出来る360度大パノラマである. なぜ山に登るのか?そこに山があるから・・・いや,電波が飛ぶから??? ま,山頂があるから登るのだろうな〜と,どうでも良いことを考えつつリグに火を入れる.肝心の電波の飛びは?2000m級の高い山で飛びが悪いはずがない.「こんなに素晴らしいところに来られるなんて,無線をやってて良かった!」と,山頂の雰囲気を電波にのせて,ぜひ各局に伝えてほしいものである. 帰りは酸ヶ平小屋を経て湿原を散策するのも良いし,時間と体力に余裕があればすぐ南に位置する東吾妻山(1975m)に登るのも良い.一日中自然を楽しめる素晴らしい移動運用地である. |
(2003年8月23日移動) |
Special Thanks to JJ7UUO ! |
登山道途中から見た吾妻小富士. 手前には浄土平駐車場が見える. |
目の前にあるピークの向こう側に 目指す山頂がある. |
登山道は,ガレ場が続く急な登り. |
急な登りを終えると,左手に素晴らしい景色が広がる. 酸ヶ平と呼ばれる高層湿原. |
空が明るくなった.あそこが山頂.あと少し! |
山頂到着.意外と広い.石が積まれている. |
山頂からみた素晴らしい眺め.北方面を望む |
吾妻の瞳とも呼ばれる「五色沼」.一切経山に登った人しか 見ることの出来ない最上のプレゼントである. |
一等三角点.向こうに見えるのは西吾妻山. |
付近の地図.湿原もぜひ散策したい.時間に余裕があれば 東吾妻山もはしごするとFB. |
HAMのための現地情報
〜 一切経山編 〜
アクセスは (車・徒歩など) |
浄土平駐車場に車を止める. 山頂まで徒歩1時間15〜30分. |
周辺の地図.地図上でクリック! |
見晴らしは (景色の良い方向) |
抜群!言う事無し.360°開けている. | |
物干し竿をつける棒や ガードレールは |
なし. | |
HFの運用は (ワイヤーを張れるか) |
可.山頂広い. | |
抑圧の有無 (電波塔が近くにあるか) |
全く心配無し.快適そのもの. | |
他の人目を気にしないで 快適に運用できるか |
登山客多い. | |
生活設備・周辺環境など (トイレ・水場など) |
何もない.トイレは事前に駐車場で. 浄土平には,売店,レストラン等完備. |
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運用地の知名度 (無名:☆ → 有名:☆☆☆☆☆) ※無名なほどCQ時に声がかかりやすい |
☆☆ 山は有名だが,移動地としては比較的マイナー. |
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その他 (レジャー施設・温泉など) |
高湯温泉で汗をながそう.ただし宿によっては,週末は日帰り入浴を受け付けないところもあるので事前に確認のこと.2003年には公衆浴場「あったか湯」がオープン.21:00まで入浴可能. |
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