アウトドア派のHAMに贈る
 気ままな移動地ガイド


福島県伊達郡飯野町
天井山
てんじょうさん

標高532.2m



神秘とロマンがいっぱいの里,伊達郡飯野町.福島市の市街地から南東方向にその小さい町は位置している.千貫森(せんがんもり,463m)がまるでピラミットのような形に見えることから,「空と自然とミステリアスな部分を兼ね備えた町」として,知られる.

今回の移動地は,飯野町の北端に位置する天井山.飯野町の最高峰であるこの山は毎年4月中旬に山開きが行われ,季節を通してハイキングに訪れる人々は多い.アクセスは福島西インターを下り国道114号線を東方面へ.市内を過ぎて阿武隈川沿いをしばらく走ると,右手にコンビニ,左手に千貫森公園が見えてくる.もし時間があるならば,UFO物産館、360度のパノラマが楽しめるUFOコンタクトデッキなど,千貫森公園の散策もいいだろう.目的地の天井山へは,千貫森の東山麓を巻くように,道が続いており,国道からは左折になる.看板を見落とさないよう注意しよう.しばらく舗装された道が続くが,やがて右手に天井山登山口の看板が見えてくる.ここから山頂までは,ゆっくり登って1時間半ほど.今回は無線の運用が主なので,さらに先に進む.遠くに電波塔が見えてくるようになると,道はくねくねとつづら折の急坂となる.やがて急に視界が開け,電波塔のところで道は終わる.

あたりは一面の草原.眼下には広がる素晴らしい景色にしばし見とれてしまう.こんな素晴らしい雰囲気にDDIの電波塔があるのがちょっと残念.東の方向を見ると,山頂はもう少し先のほうにある.車を止めた付近で運用するも,6mと2mは電波塔の抑圧があってNG.ここは思いきって,アンテナ等を山頂まで担ぎ上げることにしよう.

草原の中の道を進むと,山頂直下は急登.ふうふう言いながら,ここは一気に登りきる.車を止めた電波塔がだんだん小さくなっていく.すると下から見たときにはわからなかった広い草原が見えてくる.草原の真中には,木で出来た真新しい看板が!やった〜!到着.まさにここが天井山山頂.多少大げさに描写したが,実際は,車を止めた地点から徒歩わずか10分程で山頂にたどり着くことが出来る.本当にお手軽な山頂移動運用ポイントだ.

山頂からの景色は西方面に開けている.吾妻連邦や安達太良山が遠くに見える.車を止めた電波塔の所とは,また景色も気分も,もちろん電波の飛びもワンランク上.緑の草原に寝転がりながら,さわやかなひと時を楽しめる素晴らしい山である.
                 
                                              


                                 



車を止めた地点から少し歩く.電波塔付近は
抑圧でNG.よって車での運用は難しい.


山頂の様子.一面の草原.


山頂の看板.


三等三角点.


寝転がってのんびりとQSO.
自然の中で贅沢な時間が味わえる.
HAMのための現地情報
アクセスは
  (車・徒歩など)
DDI電波塔付近に車を止める.展望は最高ながらも
電波塔付近で車からのQRVは残念ながら不可.

周辺の地図は後ほど作成
見晴らしは
  (景色の良い方向)
北〜西〜南方面.
飛びは,360°OK
物干し竿をつける棒や
  ガードレールは
山頂は広い.しかし草原のため,ポールは地面に打ち込む
のがベスト.あとは木の枝くらいしかない
HFの運用は
  (ワイヤーを張れるか)
可.
抑圧の有無
  (電波塔が近くにあるか)
車が乗り入れられる場所は抑圧あり(2m,6m).
山頂付近は全く心配なし.快適.
他の人目を気にしないで
  快適に運用できるか
登山客多い
生活設備・周辺環境など
  (トイレ・水場など)
トイレ等の生活設備一切無し.麓から続く登山道の
途中には湧き水あり.
運用地の知名度
  (無名:☆ → 有名:☆☆☆☆☆)
※無名な方がCQ時に呼ばれやすい
☆☆
移動運用のためだけに登って来る人はほとんどいない.
知名度は低いので比較的呼ばれやすい.
その他
  (レジャー施設・温泉など)
福島市内に出て,高湯温泉か飯坂温泉がベスト.

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