アウトドア派のHAMに贈る 気ままな移動地ガイド |
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福島県伊達郡桑折町 半田山 はんだやま 標高863m |
半田山は福島盆地北西縁に分布する凝灰岩を主体とした上部中新統の最高地点を成している.下から見上げると屏風のような形に見えるのは,このような山体を構成する固結度の低い地質条件によるものと思われる.山麓部には流紋岩等も認められ,昭和26年に閉山された銀山跡もある.半田山自然公園として地元の人々に親しまれ,一年を通じてたくさんの人々が訪れている. 無線談話はここから!仙台からは東北自動車道国見インターチェンジでおり,県道46号線を小坂峠方面に進む.およそ1km走ると左手に地元の雑貨屋さん(もとはパン屋さんのようだが,お菓子からタワシまで何でも扱っている,田舎ではよく見かける個人商店)があるので,その手前を左折.さらに民家が両脇に並ぶ道を500mほど行くと,左手に火のみ櫓(ヤグラ)が見えてくるのでそこを右折する.ここからが山道.対向車に気をつけよう.道が良くわからないときには,先の商店で尋ねると良いだろう.人の良さそうなおばちゃんが丁寧に教えてくれる. 半田山自然公園の「半田沼」を目指す.沼周辺には,駐車場はもちろん,トイレ・水場もあり,たくさんの人々が自然とのふれあいを楽しんでいる.山頂へは半田沼に車をとめて徒歩約1時間15分だが,お急ぎの方はさらに上まで車で行くことが出来る.「半田山山頂はコチラ」の看板を頼りに砂利道を進むと,やがて牧草地サイドの駐車場へたどり着く.ここから登れば,山頂までおよそ30分でたどり着くことが出来る.距離は約1キロ.標高差は210m.しかし途中はかなり傾斜の急なところが続くので,移動運用の荷物を担ぎ上げるのにはかなりきつい登りである. 山頂には1等三角点補があり,2つのベンチ,そして灰皿までそなわっている.山頂から見た景色は,自分の足で苦労しただけの見返りに十分に値する.北東には霊山の向こうに牡鹿半島と太平洋,そして航行するフェリー,南東には日山や大滝根山など阿武隈山系の山々,眼下には福島盆地を流れる阿武隈川などなど.天気がよければ最高のロケ―ジョンである.試しに144MHzFMでCQを掛けたら,殆どメインに戻る必要が無いほど,ひっきりなしに呼ばれつづけた.これは山頂のロケーションが良いのももちろんだが,桑折町という場所も比較的珍しいためと思われる. |
半田山山頂と三角点 |
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電波があたかも風に乗るかのように 感じられる |
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ハイキングなら良いのだが,無線設備の 担ぎ上げはチトつらい. 山頂に5エレ八木を固定.JO7FKP岩瀬氏QRV! |
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山頂からは抜群の眺め(2枚の写真張り合わせ). 足で稼いだ分の展望が得られる. |
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